5月31日をもって劇団「キャラメルボックス」がの活動を休止すると公式サイトで発表されました。
かつてキャラメルボックスには上川隆也さんも所属していました。
なぜキャラメルボックスは休止することになったのでしょうか?
キャラメルボックスとは?
キャラメルボックスは1985年にキャラメルボックス現代表の成井豊やキャラメルボックス現社長である加藤昌史らが結成した劇団です。
成田豊さんと加藤昌史さんは早稲田大学の演劇サークル「てあとろ’50」出身です。
結成当初は「社会人劇団」として年2回公演を行い、3年目の1988年(昭和63年)からはプロとして年間3〜4公演を行うようになりました。
1991年には、キャラメルボックスの運営会社として株式会社ネビュラプロジェクトを設立し、社長に加藤が就任しました。
1995年には、当時劇団員の上川隆也がNHKドラマ『大地の子』に出演して注目を浴び、観客動員数が増加しました。
累計動員数は、2008年3月6日の『きみがいた時間 ぼくのいく時間』(主演:上川隆也)の東京公演で、200万人に到達しています。
2015年には、劇団結成30周年を迎えた。DMM.comにて公演映像の配信サービスを開始しています。
キャラメルボックスは結成してから順調に観客動員数を伸ばしてきており、人気の劇団です。
上川隆也さんを輩出したことでも話題の劇団ですね。
キャラメルボックス活動休止!
キャラメルボックスの公式ページの全文はこちらです。
お知らせとお詫び
キャラメルボックスの活動の休止について
突然のお知らせで申し訳ありません。
この度、私達、演劇集団キャラメルボックスは、諸事情により、
2019年5月31日をもって、劇団の活動を休止いたします。
次回公演に予定しておりました『エンジェルボール』
続編の上演は延期させていただきます。
キャラメルボックス・サポーターズ・クラブを始め、
キャラメルボックスの公演を楽しみにしてくださっていた皆様に深くお詫び申し上げます。
劇団としての活動は休止しますが、
各劇団員はそれぞれの場で芝居作りを継続してまいります。
勝手なお願いで恐縮ですが、
今後も温かく見守っていただけましたら幸いです。2019年5月31日 キャラメルボックス代表・成井豊
次回公演に予定しておりました『エンジェルボール』続編の上演は延期させていただきます。
とのことですが、次回公演を行うことも出来ないような切迫した状況ということでしょうか?
理由については諸事情という表現だけで詳しくは触れられていませんね。
キャラメルボックスは5月26日まで東京・俳優座劇場にて「ナツヤスミ語辞典」を上演していました。
5月31日の発表までたった5日しかありません。
緊急事態であったことしかわかりませんね。
劇団員の声
キャラメルボックスの劇団員の声をまとめてみました!
突然の発表で申し訳ない気持ちでいっぱいです。本当にごめんなさい。
そしていつも応援し支えて下さったみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。キャラメルボックスはわたしにとってかけがえのない存在です。— 原田樹里 (@kirinrin0i3i) 2019年5月31日
突然の発表で皆様には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
本当にごめんなさい。
なんと言葉にしたらいいのかまだよく分からないのですが、また いつか キャラメルボックスの舞台で皆様にお会いできるよう精進したいと思います。
劇団を愛し応援してくださった皆様に感謝を込めて。— 大滝真実 (@maamaam123) 2019年5月31日
何度も何度も皆で集まって話し合いをしてきました。
何よりも今までキャラメルボックスを応援して下さったお客様に感謝と申し訳ない気持ちで一杯です。
活動休止ですが僕は劇団員をやめるつもりはありません。
皆さんが客席で再会できる機会を僕自身が作っていけるように精進して参ります。— 鍛治本大樹 (@kajimotodaiki) 2019年5月31日
劇団を辞めてからもこの業界にいると、改めてキャラメルボックスが演劇界に与えている影響をひしひしと感じるのですよ。
だから、解散じゃなくて休止でよかったって、いつか復活する可能性があるんだってちょっと安心もしたのです。
その日が来るまで、わたしも演劇の世界で生きていこうと思います。 https://t.co/9uZ7mbs13g— 有坂美紀 (@aly1117) 2019年5月31日
謝罪の言葉や感謝の言葉はあるのですが、理由については一切触れられていません。
そんな中、キャラメルボックス社長である加藤昌史さんのツイッターアカウントが消されているというのです!
社長のツイッターアカウントが消えた!
キャラメルボックス加藤昌史社長のTwitterアカウントが発表報告と同時刻に消えたようです。
加藤昌史@キャラメルボックス(@KatohMasafumi) – Twilog https://t.co/is6S35fCfA
— ドリPさん(スタッフ) (@doriP8) 2019年5月31日
キャラメルボックスの休止発表と時を同じくして加藤昌史社長のTwitterアカウントが消えた。なんか…嫌な予感しかしない。杞憂である事を願うばかり。
勝手に思い込んでいた。キャラメルボックスは無くならないし公演に行けばニコニコの加藤さんにいつでも会えると。当たり前なんかじゃなかったんだよね— Yu-ki (@eternal11030223) 2019年5月31日
発表報告されたのがキャラメルボックス代表・成井豊さんであったことから、成田さんは元気だと考えられます。
本来なら社長である加藤社長からの発表であることが普通のはずです。
しかし今回は成田さんが発表を行った。なにか嫌な予感がしますね…
加藤社長は1961年10月25日生まれで現在58歳です。
58歳といえばそろそろ身体に何か起こってもおかしくない年齢ですが…
正式な理由は公表されていないためわかっていませんが、元気であるといいですよね。
キャラメルボックス活動休止理由は資金難!
6月4日にキャラメルボックスの活動休止理由が発表されました。
こちらが全文です!
劇団「演劇集団キャラメルボックス」を運営(株)ネビュラプロジェクト(TDB企業コード:984521055、資本金1000万円、東京都中野区中央5-2-1、代表加藤昌史氏)は、5月31日までに債務整理を秋山清人弁護士(東京都千代田区飯田橋4-7-11、山崎・秋山・山下法律事務所、電話03- 3230-1056)ほか2名に一任、自己破産申請の準備に入った。
当社は、1985年(昭和60年)6月に創業、91年(平成3年)2月に法人改組された劇団運営会社。「演劇集団キャラメルボックス」の運営、チケット・グッズ販売、役者マネジメントなどを手がけていた。同劇団にはかつて俳優の上川隆也氏などが所属し、多い時で年間のステージ数は200弱を数え、総観客動員数は12万人を超え、代表作は「サンタクロースが歌ってくれた」「また逢おうと竜馬は言った」などが知られていた。1万7000名内外のサポーターズクラブ会員も抱え、2007年1月期には年売上高約9億3200万円を計上していた。
しかし、個人消費の低迷を受け、2008年1月期の年売上高は約7億4800万円に落ち込み、最終赤字を計上、債務超過に転落していた。その後も地方公演を中心に観客動員の減少が続き採算は悪化。資金繰りがひっ迫するなか、5月31日をもって劇団の活動を休止することを発表し、動向が注目されていた。
負債は現在調査中。
引用:Yahooニュース
上川隆也さんが所属している時は全盛期で売上も良かったようですが、現在は売上が低迷してしまったようです。
現在の売上はいくらくらいなのでしょうか?
現在の売上
dmenu newsによると、2018年1月期は売上高約5億円だったそうです。
キャラメルボックスは36人の劇団員を抱えていました。
人件費や衣装費、劇場代を合わせるとマイナス形状になってしまうのですかね。
負債額は?
キャラメルボックスの負債額は現在はわかっていません。
しかしもし負債額が30億円以上だと帝国データバンクに掲載されるようです。
現在は負債額は調整中なので、調整後掲載されるかどうかで30億以上か30億以下かがわかります。
まとめ
キャラメルボックスの活動休止理由は経営難でした。
楽しみにしている方も多いので、ぜひ戻ってきてほしいですね。